🎣 釣りスレッド

🐟外房の真鯛釣り(大原・御宿・勝浦・鴨川)

ひとつテンヤ発祥の聖地・大原

千葉県の太平洋側、大原から鴨川にかけての外房は、ひとつテンヤ真鯛が生まれた聖地です。オモリと針が一体になった小さなテンヤに冷凍エビを1匹だけ付け、フワッと沈めてフォールで食わせる——この繊細な釣りの本場が大原港。北の御宿・勝浦、南の鴨川まで、黒潮が寄せる外洋のマダイを、コマセもテンビンも使わないスピニング一本で狙います。夏〜秋は浅場でテンヤ5〜8号の数釣り、春のノッコミは深場でテンヤ8〜15号の大鯛。この記事では、4つの港と季節ごとの攻め方、外房標準のタックル、そして実際の船宿の釣行例をまとめます。

ここだけ押さえる
  • 外房はひとつテンヤ発祥の地。中心は大原、北に御宿・勝浦、南に鴨川
  • エサは冷凍エビ1匹掛け。繊細なセッティングでフォールに食わせる
  • 通常期(夏〜秋)は浅場15〜30mでテンヤ5〜8号の数釣り
  • 春ノッコミ(3〜6月)は深場40〜60mでテンヤ8〜15号の大鯛
  • 標準はPE0.8号+リーダーフロロ2.5号、専用竿2.4m・スピニング2500〜3000番
  • 勝浦・鴨川には一部コマセ真鯛もあるが、外房はテンヤが主軸

外房——ひとつテンヤが生まれた海

ひとつテンヤ真鯛は、外房・大原で生まれた釣りです。鉛のオモリに大きな針を付けた「テンヤ」1つに冷凍エビを1匹掛けただけのシンプルな仕掛けを、軽くキャストして自然に沈める。コマセで寄せるのでも、テンビンで待つのでもなく、落ちていくエビにマダイが反射的に口を使う——その一瞬を、スピニングリールを付けた2m前後の竿1本で取る釣りです。

舞台は千葉県の太平洋側、大原から鴨川にかけての外房。黒潮の分流が寄せる外洋で、根や砂地が入り混じる好漁場が沖に広がります。中心は発祥地の大原港。北に御宿・勝浦、南に鴨川と港が並び、いずれもテンヤ乗合が盛んです。通常期は浅めの根周りで数を狙い、春のノッコミには深場の大鯛が狙える。関東でひとつテンヤといえば、まずこの外房と、活きエビを使う常磐・鹿島が二大本場になります。

4つの港——大原を中心に

特徴主な水深・ねらい
大原港ひとつテンヤ発祥の地。新幸丸・つる丸・長福丸などテンヤ乗合が集まる本場。テンヤ大会も開かれる通常15〜40m/春ノッコミ55m前後
御宿港大原の南隣。同じ外房テンヤの好漁場で、通常期の数釣りが楽しめる浅〜中場の数釣り
勝浦(川津港)勝浦沖のテンヤ。潮が効く日はやや重めのテンヤで攻めるテンヤ8〜10号で数狙い
鴨川港外房南部。テンヤのほか一部コマセ真鯛も出る根周りのマダイ

外房はひとつテンヤが主流ですが、勝浦・鴨川には一部コマセ真鯛の船もあります。道具立てがまったく別なので、予約時に「ひとつテンヤ乗合か」を確認しておくと安心。初めてなら、発祥地でテンヤ船の数が多い大原が入りやすいでしょう。多くの船宿がレンタルタックルと冷凍エビを用意しています。

エリアで号数は変わる(ひとつテンヤ真鯛の全国8エリア)

エリア道糸PEリーダーテンヤ号数エサ一式ページ
外房(大原・御宿・勝浦・鴨川)0.8号フロロ2.5号通常5〜8号/春ノッコミ10〜15号冷凍エビ見る
常磐・鹿島(鹿島・波崎・那珂湊・平潟)0.8号(0.6号も)フロロ2.5号(大型4号)5〜10号(換算 水深÷10×2)活きエビ見る
新潟・上越(能生・直江津)0.6〜0.8号 150〜200mフロロ2.5号 5m8・10・15号冷凍エビ見る
東海・伊勢湾(南知多)0.6〜0.8号フロロ2.5〜3号 2m6〜15号(二枚潮18号)冷凍エビ見る
東北・仙台湾(塩釜・閖上)0.8号フロロ2.5〜3号8〜12号 ※船宿確認エビ見る
玄界灘・九州(福岡)0.8号フロロ2.5〜3号8〜12号 ※船宿確認エビ見る
九州・天草(熊本)0.8号フロロ2.5〜3号8〜12号 ※船宿確認活きエビ見る
四国・徳島(鳴門)0.8号フロロ2.5〜3号8〜12号 ※船宿確認活きエビ見る

ひとつテンヤ真鯛は外房・大原が発祥で、外房と常磐・鹿島が二大本場。加えて新潟・上越(こうゆう丸ほか)、東海・伊勢湾(新興)、東北・仙台湾、九州(玄界灘・天草)、四国・徳島(鳴門)でも実在船宿が出しています。道糸はどこもPE0.6〜0.8号が基準。エサは外房・上越・伊勢湾が冷凍エビ、常磐・天草・徳島が活きエビが目安。テンヤ号数だけは水深・潮で上下し、原則は『底が取れる範囲でいちばん軽く』(号=匁、1号=3.75g)。※印のエリアは公式に号数が非掲載のため水深換算(水深÷10×2)の目安で、出船前に船宿指定を必ず確認してください。西日本の多く(加太・若狭・丹後・駿河湾)はタイラバやコマセが主流でテンヤはやりません。

ひとつテンヤ真鯛は、外房・大原で生まれた釣り。二大本場は外房と常磐・鹿島ですが、いまは新潟・上越や東海・伊勢湾、東北・仙台湾、九州(玄界灘・天草)、四国・徳島(鳴門)でも実在船宿が出しています。軽いテンヤをフワッと沈めてフォール中に食わせるのが基本。同じ真鯛でも、関東〜東海〜上越で主流のコマセ(ビシ)真鯛や、瀬戸内・明石や山陰・九州で主流のタイラバとは、道具立てがまったく別です。テンヤは1本の竿で「投げて・沈めて・聞く」を手持ちで繰り返す、感度とテンポの釣り。

だからタックルもコマセ用とは兼用できません。電動リールもビシもテンビンも使わず、主役はスピニングリールと小さなテンヤ(オモリと針が一体化したルアーのような仕掛け)。エリアで変わるのはエサ(冷凍エビ/活きエビ)とテンヤ号数くらいで、竿・リール・ラインの考え方は全国共通です。

季節×水深×テンヤ号数

時期狙う場所・水深テンヤ号数ねらい
浅場の好機(初夏など)5〜10mの根周り3〜6号軽いテンヤをゆっくり沈める食い渋り攻略
通常期(夏〜秋)浅〜中場 15〜30m5〜8号(底が取れれば3〜4号に軽く)外房の基軸。テンポよく数を狙う
春ノッコミ(3〜6月)深場 40〜60m8〜15号(基軸10〜13号・リーダー3号)2kg超の大鯛のチャンス

外房は季節で狙う水深が大きく変わり、それに合わせてテンヤ号数を上下させます。原則は「底が取れる範囲でいちばん軽く」。重すぎるとフォールが速く不自然になって食いが落ち、軽すぎると底が取れません。潮が速い日・風がある日は一つ重く、底が楽に取れる日は一つ軽く——この一手でアタリの数が変わります。号=匁で1号=3.75g、5号≒19g・10号≒38gです。

一日の釣りと季節での攻め方

通常期の一日は、浅〜中場の根周りをテンヤ5〜8号で流していきます。船長の合図で潮上に軽くキャストし、サミング(指で糸を軽く押さえる)でテンヤを自然にフォールさせる。落ちていく途中で糸がフッと止まったり、穂先が押さえ込まれたらアタリです。着底したらすぐ糸フケを取り、ゆっくり誘い上げてもう一度フワッと落とす——この「聞き上げ→フォール」の繰り返しが誘いの基本。底が楽に取れる日は号数を一つ落とし、フォールをよりゆっくりにすると食いが立ちます。

春のノッコミ(3〜6月)は、産卵を控えた大型が深場に集まる季節。水深40〜60mを攻めるため、テンヤは8〜15号と重めに、リーダーもフロロ3号へ上げて大鯛の突っ込みに備えます。PE0.8号・リーダー2.5号という細めのタックルなので、掛けたらドラグとロッドのしなりで突っ込みをいなし、時間をかけて寄せるのが取り込みへの近道。海面に浮いたら最後にもうひと暴れするので、必ずタモで取り込みます。釣り方の全体はひとつテンヤ真鯛の釣り方・入門にまとめています。

外房の標準タックル(6点)

道具選ぶ基準(外房)詳しい選び方
ロッドひとつテンヤ専用2.4m前後・M。深場・重テンヤは2.2m MHロッドの選び方
リール(スピニング)手返しのよいハイギア。2500〜3000番リールの選び方
道糸(PE)感度と操作の要。色分けPE0.8号を200mラインの選び方
リーダー(フロロ)フロロ2.5号が標準。春ノッコミ・大物は3号ラインの選び方
テンヤこの釣りの主役。5〜15号を水深・季節で。底が取れる範囲で軽くテンヤの選び方
エサ(冷凍エビ)外房は冷凍エビ1匹掛けが標準。船宿で支給・購入船宿で購入・支給

外房のセッティングは、細くて繊細なのが特徴です。PE0.8号・リーダー2.5号を基準に、テンヤだけを水深と潮で替えていきます。竿・リール・ラインの考え方は常磐・鹿島と共通で、変わるのはエサ(外房=冷凍エビ/常磐・鹿島=活きエビ)とテンヤの号数幅だけ。最初は船宿のレンタルタックルとテンヤ・エビから始めれば、手ぶらに近くても釣りになります。まとめて揃えたいときは外房の一式が便利です。

船宿の実例——大原・勝浦の釣行から

外房の標準セッティングは、実際の釣行例にはっきり表れます。大原の新幸丸では、PE0.8号にリーダーをフロロ2〜3号、テンヤは5号から6号のタングステンへ、水深35〜40mを釣るスタイル。まさに外房の基軸そのものです。勝浦の川津港では、PE0.8号・リーダー2.5号にテンヤ8〜10号を合わせ、潮の効くポイントでマダイ3枚を上げた記録があります。

大原で開かれるひとつテンヤ大会(つる丸・長福丸)の記録を見ると、テンヤ号数の使い分けが具体的にわかります——浅場(5〜10m)で3〜6号、通常(20m前後)で6〜8号、深場(40m)で8〜15号。水深に応じて素直に号数を上げていく運用です。春ノッコミの実釣(JACKALLの大原釣行)では、水深55m・反応が浮く30mを、テンヤ10号・13号と5号を使い分けて攻め、13枚・最大2kgという結果。ノッコミの深場と大鯛の魅力がよく出ています。号数の選び分けはテンヤの選び方で詳しく解説しています。

大原の数釣り、勝浦の潮攻め、春ノッコミの大鯛——外房のひとつテンヤは、季節と水深で表情を変えます。道具が軽くシンプルなぶん、フォールの質とアタリの取り方という「腕」がそのまま釣果に出るのが、この釣りの面白さ。まずは船宿のレンタルと冷凍エビで、発祥地・大原に一度出てみてください。軽いテンヤを自然に沈める感覚をつかんだら、道具を自分のものに揃えていく——その道案内は各選び方外房の一式にまとめています。

よくある質問

初めてならどの港・時期がいい?
発祥地でテンヤ船の数が多い大原が入りやすいでしょう。時期は通常期(夏〜秋)の浅〜中場(15〜30m)で、テンヤ5〜8号の数釣りが基本です。多くの船宿がレンタルタックルと冷凍エビを用意しているので、手ぶらに近い状態から体験できます。
外房と常磐・鹿島のひとつテンヤは何が違う?
いちばんの違いはエサで、外房は冷凍エビ、常磐・鹿島は活きエビ(サルエビ等)が主流です。テンヤの号数幅も少し異なりますが、竿・リール・ライン(PE0.8号)の考え方は共通。常磐・鹿島は5〜11kg級の大鯛が出るのも持ち味です。
コマセ真鯛の道具は使える?勝浦・鴨川はコマセもあると聞いた
流用はできません。ひとつテンヤはスピニングと軽いテンヤの釣りで、電動リール・テンビン・ビシを使うコマセ真鯛とは道具立てが別物です。勝浦・鴨川には一部コマセ真鯛の船もありますが、外房はテンヤが主流。予約時に「ひとつテンヤ乗合か」を確認しましょう。
大鯛を狙うならいつ?
春のノッコミ(3〜6月)が大鯛のチャンスです。産卵前の大型が深場(40〜60m)に集まるため、テンヤを8〜15号と重めに、リーダーもフロロ3号へ上げて備えます。実釣では2kg超も出ており、細ラインでのやりとりはスリル満点です。
道具は「一式」でまとめて揃います

ロッド・リール・道糸・テンビン/ビシ・クッション・仕掛け——この釣りに必要な装備は、号数や適合の条件が自動で揃う一式ページでまとめて確認できます。

▶ 外房の真鯛釣り(大原・御宿・勝浦・鴨川)の一式ページを見る(全候補から選ぶ)
釣り方釣り方ひとつテンヤ真鯛の釣り方・入門軽いテンヤのフォールで食わせる、感度とテンポの一本竿釣り方コマセ真鯛の釣り方・入門タナ取りで釣果が9割決まる。海面からの指示ダナを正確に釣り方釣り方タイラバの釣り方・入門落として等速で巻くだけ。全国どこでも成立する乗せの釣りラインラインひとつテンヤのライン(PE・リーダー)の選び方PE0.8号+フロロ2.5号の繊細セッティングロッドロッドひとつテンヤのロッドの選び方感度重視の先調子2.4m前後・軽いテンヤを操る一本リールリールひとつテンヤのリール(スピニング)の選び方2500〜3000番ハイギアでフォールと手返しを両立テンヤテンヤテンヤの選び方(号数・形状)3〜15号を水深と潮で使い分ける。底が取れる範囲で軽くテンビン/ビシコマセ真鯛のテンビン・ビシの選び方標準は80号のFL/L×腕長50cm。コマセの出方で差がつくクッションゴムコマセ真鯛のクッションゴムの選び方標準はφ1.5mm×1m。太さは適合ハリス表で決める完成仕掛けコマセ真鯛の仕掛けの選び方(ハリス号数・針)標準はフロロ4号・全長8m・針8〜9号。号数と長さは海域で変わるエリアエリア常磐・鹿島の真鯛釣り(鹿島・波崎・那珂湊・平潟)数釣りも大鯛も狙えるテンヤ天国エリア東京湾の真鯛釣り(八景沖/剣崎沖/久里浜/走水)都心から30分・周年狙える一級フィールド。春の乗っ込み桜鯛が本番

最終更新: 2026-07-06 / 釣りスレッド 編集部