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🪣🐟コマセ真鯛の釣り方・入門

タナ取りで釣果が9割決まる。海面からの指示ダナを正確に

コマセ真鯛の釣り方・入門

コマセ真鯛は、オキアミのコマセをまいて作った「エサの帯」の中へ、数メートル先の付けエサをそっと紛れ込ませる釣りです。仕掛けもエサもシンプル。それでも釣果に大きな差がつくのは、たった一つ——タナ取りの正確さです。船長が言う「タナ52メートル」は海面からの距離。そこへ色分けPEで付けエサをピタリと止められるかどうかで、9割が決まります。関東から東海、日本海まで海域は広いですが、釣りの組み立ては共通。この記事では初めての一日の流れを投入から取り込みまで順に追い、道具はそれぞれの「選び方」へつなぎます。

ここだけ押さえる
  • 指示ダナ=海面からの距離。色分けPEで正確に合わせるのが最重要
  • 基本手順は投入→指示ダナの下でコマセを振る→タナで待つ
  • コマセは出し過ぎず・切らさず。2〜3分で振り直す
  • アタリは送り込んでから。即アワセより向こう合わせ気味に
  • やりとりは一定速度。締め込みはクッションとドラグでいなす
  • 道具は電動リール・ロッド・道糸・テンビン/ビシ・クッション・仕掛けの6点

どんな釣りか——コマセの帯に紛れ込ませる

コマセ真鯛は、テンビンの先にコマセを詰めたビシ(カゴ)を付け、その先に6〜15mの長いハリスと針1本、末端にオキアミを1匹だけ付けて狙う釣りです。指示されたタナでビシを振ってコマセを出すと、潮に乗ってオキアミの帯ができる。その帯の中に、警戒心の強い真鯛が本物のエサと信じて食いつく付けエサを、自然に漂わせる——これがすべてです。

置き竿で待つ時間が長く、派手さはありません。けれど、まいたコマセと付けエサをどれだけ同じ層に重ねられるか(=タナ取り)で釣果は何倍も変わる、奥の深い釣りです。狙うタナはおおむね水深40〜100m。関東(東京湾・相模湾・南房内房)から静岡・駿河湾、新潟・上越まで、同じ組み立てで3kg級の桜鯛が狙えます。

まず揃える道具は6点

道具役割と選ぶ基準詳しい選び方
電動リール重いビシの上げ下げをラクに。道糸のPE号数を200m以上巻ける小型電動リールの選び方
ロッド食い込ませて乗せる調子。使うビシ号数に合う錘負荷の専用竿ロッドの選び方
道糸(PE)タナを正確に取る色分けPE。号数は海域に合わせ200〜300m道糸の選び方
テンビン・ビシコマセをまく要。腕長の片テンビン+海域指定の号数のビシテンビン・ビシの選び方
クッションゴム真鯛の突っ込みを吸収しバラシを防ぐ。ハリスに合う太さ×1m前後クッションゴムの選び方
仕掛け(ハリス・針)真鯛が唯一口を使う接点。フロロの長ハリス+マダイ針仕掛けの選び方

役割はどの海域でも共通で、変わるのは号数と長さだけ(例:道糸は関東PE3号/静岡・新潟PE4〜5号、ビシは80〜100号)。具体的な数字は下のエリア表と各「選び方」で確認を。最初は船宿のレンタルタックルや完成仕掛けから始めれば、手ぶらに近くても釣りになります。全部まとめて見たいときは一式ページが便利です。

エリアで号数は変わる(コマセ真鯛の5エリア・標準スタイル)

エリア道糸PEハリスクッションビシ一式ページ
🗼東京湾3号フロロ3.5〜4号 8〜10mφ1.5mm×1m80号見る
相模湾3号3〜4号 6〜10mφ1.5〜2mm×1m80号見る
南房・内房3号6号+4号テーパー 10mφ2mm×1m80号見る
🗻静岡・駿河湾4〜5号3〜4号 8mφ2mm×1m(1.5mmも)80〜100号見る
新潟・上越4号(3号可)4〜5号 12〜15m(時期別)φ1.5mm×1m80〜100号(冬)見る

関東3エリアはPE3号・ビシ80号で完全統一。静岡・駿河湾と新潟・上越は号数が上がり、リールも一回り大きめ(ダイワ400番クラス)が安心です。ハリスとクッションは各エリアの船宿仕掛け図・実釣記事の標準値(テーパー=元側+先側の2段ハリス)。括弧は定義出典が明記する併記のみ(上越=船宿公式が3号可と明記)。このほか東京湾にはLTマダイ(ビシ40号・PE1.5〜2号・専用乗合の別スタイル)があります → LTの一式

コマセ真鯛が成立する海域は全国でこの5つ。関東(東京湾・相模湾・南房内房)はPE3号・ビシ80号で揃いますが、静岡・駿河湾と新潟・上越は潮や水深の関係で号数が太くなります。遠征するなら、行く海域の号数に合う糸巻き量(=番手)かを必ず確認しましょう。

逆に、同じ真鯛でも釣り方が変わる地域もあります。九州(玄界灘・五島)や関西・瀬戸内(明石・鳴門)はタイラバやジギングが主流で、コマセ真鯛はほとんど行われません。外房・大原や常磐・鹿島はひとつテンヤの本場。つまりコマセ真鯛は「関東〜東海+新潟上越」の釣り。それ以外の海域に行くなら、電動リールではなくタイラバ用やテンヤ用のタックルを用意することになります。

一日の流れ(投入から取り込みまで)

  1. 1
    コマセを詰める

    ビシにオキアミを8分目まで。詰め過ぎると出ません。上窓1/3〜半開・下の隙間はオキアミ1匹分(約1cm)が基本。付けエサのオキアミは尾を切って針に真っ直ぐ1匹掛け。

  2. 2
    投入する

    船長の合図でビシから投入。長いハリスは手前に丁寧に置き、絡ませないこと。道糸を送り、指示ダナへ向けて沈めます。

  3. 3
    指示ダナの下でコマセを振る

    指示ダナ(例:50m)より2〜3m下まで下ろし、大きく2〜3回シャクってコマセを振り出す。色分けPEとマーカーで深さを読みます。

  4. 4
    タナで止めて待つ

    指示ダナちょうどまで巻き上げて止め、付けエサをコマセの帯に同調させる。あとは穂先を見ながら待ちます。置き竿が基本。

  5. 5
    2〜3分で振り直す

    コマセは効き続けないので、2〜3分待ってアタリがなければ一度シャクって振り直し、またタナで止める。これを繰り返します。

  6. 6
    アタリ〜取り込み

    穂先がグッと入ったら送り込んで本アタリを待つ。電動で一定速度で巻き上げ、締め込みはいなす。最後はタモで取り込みます。

タナ取りが9割——指示ダナは海面から

この釣りの心臓部がタナ取りです。船長が言う「タナ50m」は、多くの海域で海面からの距離(指示ダナ)。底からの指示のこともあるので、最初に「海面からですか、底からですか」と確認しておくと安心です。

海面からの指示なら、色分けPEの出番。10mごとに色が変わり1mごとにマーカーが入った道糸で、出した色の分だけ正確に沈めます。ここでコマセを振る位置と、付けエサを止める位置がずれると、まいたコマセと付けエサが別の層になり、まったく食いません。逆にここが合えば、同じ船でも一人だけ釣れ続ける——それがコマセ真鯛です。だからリールのカウンターは目安にとどめ、最終的には色とマーカーで合わせます(詳しくは道糸の選び方)。

コマセは「出し過ぎず・切らさず」

コマセワークのコツは、出し過ぎないこと。ビシの窓を開け過ぎたり詰め過ぎたりすると、一気に出て2〜3分でカラになり、肝心のタナで帯が消えます。狙いは「少量をパラパラと、待っている間ずっと効かせる」状態。シャクる強さは大きく2〜3回で十分で、あとはタナで止めて待ちます。

潮が速い日はコマセがすぐ流れるので振る回数を増やし、静かな日は控えめに。まいたコマセが自分の付けエサの近くを流れているか——これを意識できると、アタリの回数がはっきり変わります。ビシの窓調整はテンビン・ビシの選び方で詳しく解説しています。

アタリは「送り込んでから」

真鯛のアタリは、前アタリ→本アタリと段階を踏むことが多い魚です。穂先が小さく入る前アタリで慌てて大アワセすると、すっぽ抜けたり口切れしたりします。基本は、穂先が入ったら少し送り込み、竿にグッと重みが乗ってから電動のスイッチを入れる「向こう合わせ」気味。長ハリスとクッションゴムが自然に針を送り込んでくれるので、焦らず待つのが正解です。

置き竿にしていると、真鯛が付けエサをくわえて反転した瞬間に穂先が舞い込みます。この「一気に入る本アタリ」を待つイメージ。手持ちで細かく誘う釣り方もありますが、入門はまず置き竿で、穂先の変化を覚えるところから。

やりとりは一定速度、締め込みはいなす

掛けたら、電動を一定速度でゆっくり巻き上げます。真鯛は巻き上げの途中で何度も強く突っ込む「段引き」をするので、ここで慌てて止めたり緩めたりすると口切れやハリス切れの原因に。突っ込みはクッションゴムとドラグに任せ、竿を立ててためながら、突っ込みが収まったらまた巻く——この繰り返しです。

ドラグは事前に、ハリス強度の少し下で滑り出すくらいに調整しておきます。海面まで浮いたら、真鯛は最後にもうひと暴れするので、無理に抜き上げず必ずタモで。せっかくの桜鯛を足元でバラすのは、いちばん悔しい失敗です。

ありがちな失敗と対策

つまずき対策
全然アタらないタナがずれている。指示は海面からか底からか確認し、色分けで正確に合わせ直す
コマセがすぐ無くなる窓の開け過ぎ・詰め過ぎ。8分目・下1cm・上1/3を守り、振りは大きく2〜3回に
アタリで即バラす早アワセ。送り込んで重みが乗ってから巻き始める
巻き上げ途中で切れる段引きを止めていない。突っ込みはクッションとドラグでいなす
足元でバラす抜き上げている。最後は必ずタモで取り込む

コマセ真鯛は、道具さえ揃えれば手順はシンプル。難しいのはタナ取りとコマセワークですが、これは通ううちに体が覚えます。まずは船宿のレンタルや完成仕掛けで一度出てみて、色分けPEでタナを合わせる感覚をつかんでください。道具を自分のものに揃えていく過程は、それぞれの選び方が道案内になります。あなたの通う海で、桜色に輝く一枚を。

よくある質問

初めてでも釣れますか?手ぶらでも大丈夫?
多くの船宿がレンタルタックルと完成仕掛け・エサを用意しています。まずは手ぶらに近い状態で一度体験し、面白ければ道具を揃えていくのが失敗のない順番です。基本の6点は各「選び方」を参考にしてください。
タナは海面から?底から?
関東は海面からの指示(指示ダナ)が主流ですが、船宿や状況で底からのこともあります。乗船したら最初に「海面からですか、底からですか」と確認しましょう。海面からなら色分けPEで正確に合わせます。
置き竿と手持ち、どちらがいい?
入門はまず置き竿がおすすめです。穂先の変化でアタリを覚えやすく、早アワセの失敗も減ります。慣れてきたら手持ちで細かく誘う釣り方にも挑戦できますが、コマセ真鯛は置き竿が標準スタイルです。
アタリがあっても乗りません
早アワセが原因のことが多いです。前アタリで慌てず、穂先が入って竿に重みが乗るまで送り込んでから巻き始めてください。長ハリスとクッションゴムが自然に針を送り込みます。
どの時期が釣りやすいですか?
海域によりますが、春の乗っ込み(大型が浅場に寄る時期)と秋が広く人気です。東京湾のように周年狙える海域もあれば、上越のように時期で号数や全長を大きく変える海域もあります。乗っ込みは大鯛のチャンスで、ハリス・針をやや太く長くする調整をします。詳しくは各エリアの釣り場記事も参考にしてください。
道具は「一式」でまとめて揃います

ロッド・リール・道糸・テンビン/ビシ・クッション・仕掛け——この釣りに必要な装備は、号数や適合の条件が自動で揃う一式ページでまとめて確認できます。

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最終更新: 2026-07-03 / 釣りスレッド 編集部