🪣🐟コマセ真鯛の道糸(PE)の選び方
色分けPEで指示ダナを正確に。号数は海域で変わる
船長が「タナ52メートル、そこから2メートル上げて」と言う。海面からその一点に付けエサを止めるのがコマセ真鯛です。伸びるナイロンでは深さがぼやける。だから色で長さが読めるPE道糸を使います。10メートルごとに色が変わり、1メートルごとにマークが入った1本が、この釣りの土台になります。
- 指示ダナ=海面からの距離。色分けPEで正確に合わせる
- 号数は海域で変わる。関東3号/静岡・駿河湾4〜5号/新潟4号
- 色分けは10m×5色+1mマーカーが事実上必須
- 巻き量は200m以上、余裕をもって300m
- 8本編み・高比重だと潮なじみと放出がスムーズ
- テンビン直結が基本でリーダーは必須ではない
なぜナイロンでなくPEか
コマセ真鯛は、海面から何メートルという「指示ダナ」に付けエサをピタリと止める釣りです。ナイロンは伸びるうえ水中で膨らむので、出した長さと実際の深さがずれます。ほとんど伸びないPEなら、出した色の分だけ素直に沈み、狙った一点にタナが決まります。感度も高く、ビシがコマセを振り出す動きや底の変化も手に伝わります。
色分けは飾りではない
| ラインの出方 | 深さの目安 | 使い方 |
|---|---|---|
| 1色=10m(オレンジ→ブルー→ピンク→グリーン→パープルの繰り返し) | 色が5回変わって50m | まず色でおおまかな深さを把握 |
| 1mマーカー(黒・黄抜き) | 色の境目から1mずつ | 指示ダナへ最終的に1m刻みで合わせる |
| 5mマーカー(赤) | 5m区切りの目印 | しゃくり幅や回収時の基準にも使う |
リールのカウンターは目安。最終的には色とマーカーで合わせるのがコマセ真鯛です。だから色分けとマーカーの無いPEは選びません。
指示ダナへの合わせ方
やり方はシンプルです。ビシを落とし、船長の指示ダナ(例:50m)まで色とマーカーで糸を出す。そこでビシを一振りしてコマセを出し、指示より下から少し上げて付けエサを同調させる。潮でラインが斜めに出るぶん、実際は指示ダナちょうどか少し余分に出すのがコツ。ここが色分けPEの本領で、号数や巻き量より先に「色で正確に止められるか」を大事にします。
号数はエリアとスタイルで変わる
| エリア | 道糸PE | 巻き量 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 関東(東京湾・相模湾・南房内房) | 3号 | 200〜300m | ビシ80号が標準。細めで潮切れ良くタナも読める |
| 🗻静岡・駿河湾 | 4〜5号 | 200m以上/300m推奨 | ビシ80〜100号と太め。深場は太さで強度を確保 |
| 新潟・上越 | 4号(3号も可) | 200m以上 | 冬は深場でビシ100号も。3号でも強度は足りるが4号が安心 |
| 東京湾(LTマダイ) | 1.5〜2号(上限3号) | 200m | ビシ40号・専用乗合の別スタイル。LTの一式 |
細いほど潮切れが良くタナ取りは有利ですが、強度が下がりオマツリで切れやすくなります。まず通う海域・船宿の標準号数から始めるのが確実です。号数はエリア定義の出典(船宿公式・釣具店解説)が明記する値だけを掲載しています。
エリアで号数は変わる(コマセ真鯛の5エリア・標準スタイル)
| エリア | 道糸PE | ハリス | クッション | ビシ | 一式ページ |
|---|---|---|---|---|---|
| 🗼東京湾 | 3号 | フロロ3.5〜4号 8〜10m | φ1.5mm×1m | 80号 | 見る |
| 相模湾 | 3号 | 3〜4号 6〜10m | φ1.5〜2mm×1m | 80号 | 見る |
| 南房・内房 | 3号 | 6号+4号テーパー 10m | φ2mm×1m | 80号 | 見る |
| 🗻静岡・駿河湾 | 4〜5号 | 3〜4号 8m | φ2mm×1m(1.5mmも) | 80〜100号 | 見る |
| 新潟・上越 | 4号(3号可) | 4〜5号 12〜15m(時期別) | φ1.5mm×1m | 80〜100号(冬) | 見る |
関東3エリアはPE3号・ビシ80号で完全統一。静岡・駿河湾と新潟・上越は号数が上がり、リールも一回り大きめ(ダイワ400番クラス)が安心です。ハリスとクッションは各エリアの船宿仕掛け図・実釣記事の標準値(テーパー=元側+先側の2段ハリス)。括弧は定義出典が明記する併記のみ(上越=船宿公式が3号可と明記)。このほか東京湾にはLTマダイ(ビシ40号・PE1.5〜2号・専用乗合の別スタイル)があります → LTの一式
コマセ真鯛が成立する海域は全国でこの5つ。関東(東京湾・相模湾・南房内房)はPE3号・ビシ80号で揃いますが、静岡・駿河湾と新潟・上越は潮や水深の関係で号数が太くなります。遠征するなら、行く海域の号数に合う糸巻き量(=番手)かを必ず確認しましょう。
逆に、同じ真鯛でも釣り方が変わる地域もあります。九州(玄界灘・五島)や関西・瀬戸内(明石・鳴門)はタイラバやジギングが主流で、コマセ真鯛はほとんど行われません。外房・大原や常磐・鹿島はひとつテンヤの本場。つまりコマセ真鯛は「関東〜東海+新潟上越」の釣り。それ以外の海域に行くなら、電動リールではなくタイラバ用やテンヤ用のタックルを用意することになります。
道糸で見るのはこの5つ
- 1号数を海域で決める
関東は3号、静岡・駿河湾は4〜5号、新潟・上越は4号が目安。深場や太いビシを使う海域ほど太くする。迷ったら船宿の指示に合わせる。
- 2色分けとマーカーを確認
10mごとに色が変わり、1mごとにマーカーが入ったものを選ぶ。海面からの指示ダナに合わせる命綱。マーカー無しは選ばない。
- 3巻き量を計算する
水深60〜100mに、しゃくりや高切れの予備を足して、最低200m・余裕をもって300m。深場に行く海域ほど多めに。
- 4編み数と比重を選ぶ
しなやかさと放出なら8本編み、価格重視なら4本編みでも十分。高比重・シリコン加工は潮なじみが良く道糸が立ちやすい。
- 5接続はテンビン基準で
道糸はテンビン側のサルカンに結ぶ。ルアーのようなリーダーは必須ではないが、PE直結は強度が落ちるので結びを丁寧に。
4本編みか8本編みか
| 項目 | 見るポイント | コマセ真鯛での考え方 |
|---|---|---|
| 編み数 | 4本編み/8本編み | 8本はしなやかで放出が滑らか(近年の主流)。4本は安価で扱いも十分 |
| 色分け | 10m×5色+1mマーカーの有無 | タナ取りの要。マーカー無しは避ける |
| 比重・コート | 高比重・シリコン系加工 | 潮になじみ道糸が立ちやすい。耐摩耗コートは高切れ対策 |
| 強度(表示) | 号数ごとのkg表示 | オマツリ時のブレイク対策。細すぎは管理が難しい |
迷ったら8本編みです。糸の断面が丸くしなやかで、ガイド抜けと放出が滑らか。いまの主流でもあります。ただ4本編みが劣るわけではありません。価格は安く、実用強度も十分。置き竿主体のコマセ真鯛では体感差は大きくないので、予算を抑えたい人は4本で始めて構いません。号数と色分けさえ外さなければ、編み数で釣果が決まる釣りではありません。
リーダーは要るのか
コマセ真鯛はテンビンとビシを使う釣りで、道糸はテンビン側のサルカンに結びます。ルアーのようなショックリーダーは必須ではありません。ただしPEを直接サルカンに結ぶと強度が落ちやすいので、結び方を丁寧にするか、間に短いリーダー(フロロ数m)を介す人もいます。ここは好みと丁寧さの問題で、まずは確実な結束を心がければ十分です。
予算と最初の1本
| 価格帯(300m目安) | 特徴 | 向く人 |
|---|---|---|
| 〜2,500円前後 | 実用十分な色分けPE・8本編み(例:シマノ タナトル8) | まず1本試したい人 |
| 3,000〜5,000円前後 | 耐摩耗コートの定番(例:ダイワ 棚センサーブライトNEO系) | 長く使う標準の1本 |
価格は時期・販路で動きます。色分け・1mマーカー付きなら、まずはコスパ型からで十分。号数だけは通う海域に合わせてください。
この釣りに合う道糸PE(エリア別)
10m×5色+1m/5mマーキングでタナ取り前提の設計。ビシ80号・PE3号が標準の関東に合う。
楽天で見る駿河湾はPE4〜5号、新潟・上越はPE4号が目安。深場・太ビシ海域に対応する号数と300m巻がある。
楽天で見る8本編みで放出が滑らか、色分けありでタナ取りに使える。比較的安価で最初の1本にしやすい。号数は海域に合わせる。
楽天で見るいま買える適合道糸(3〜5号)
※ 一式ページと同じ条件でメーカーカタログと突合した適合品です(7/5時点)。全候補は一式ページ(東京湾・静岡・駿河湾・新潟・上越)で比較できます。
色分けとマーカーで正確に、号数は通う海に合わせて——この2つを押さえれば、道糸選びで迷うことはありません。まずはエリア標準の号数を200〜300m。色でタナを止められるようになると、コマセ真鯛はぐっと面白くなります。
よくある質問
- PE3号と4号、どちらを買えばいい?
- 通う海域で決めます。関東(東京湾・相模湾・南房内房)は3号、静岡・駿河湾は4〜5号、新潟・上越は4号が目安。まずは乗る船宿の推奨号数に合わせるのが確実で、迷ったら太めの方がオマツリ時のトラブルに強いです。
- 色分けやマーカーは本当に必要?
- コマセ真鯛は海面からの指示ダナに正確に合わせる釣りなので、色分けPEはほぼ必須です。10mごとの色替わりと1mごとのマーカーで深さを読み、指示ダナへ止めます。リールのカウンターは目安で、最終的には色とマーカーで合わせます。
- 細い2号を使う人もいると聞くけど?
- 細いほど潮の抵抗が減り道糸が立ちやすく、タナ取りは有利になります。ただし強度が下がり、他の人の太い糸とオマツリした時に切れやすく、管理も面倒です。まずはエリア標準の号数から始め、慣れてから検討するのが無難です。
- リーダーは付ける?
- コマセ真鯛はテンビンとビシを使う釣りで、道糸はテンビン側のサルカンに結ぶため、ショックリーダーは必須ではありません。ただしPEを直接結ぶと強度が落ちやすいので、結び方を丁寧にするか、間に短いリーダーを介す人もいます。
- 巻き量はどれくらい必要?
- 狙う水深はおおむね60〜100m。これにしゃくりや高切れの予備を足して、最低200m・余裕をもって300m巻いておくと安心です。深場に出る海域や季節ほど多めにしておきましょう。
ロッド・道糸・テンビン…と組み合わせて初めて釣りになります。号数や適合は条件が自動で揃う一式ページでまとめて確認できます。
▶ コマセ真鯛の道糸(PE)の選び方の一式ページを見る(全候補から選ぶ)関連記事(コマセマダイの選び方・釣り方)
釣り方コマセ真鯛の釣り方・入門タナ取りで釣果が9割決まる。海面からの指示ダナを正確に
電動リールコマセ真鯛の電動リールの選び方PE3号200m以上を巻ける小型電動が基準
テンビン/ビシコマセ真鯛のテンビン・ビシの選び方標準は80号のFL/L×腕長50cm。コマセの出方で差がつく
クッションゴムコマセ真鯛のクッションゴムの選び方標準はφ1.5mm×1m。太さは適合ハリス表で決める
完成仕掛けコマセ真鯛の仕掛けの選び方(ハリス号数・針)標準はフロロ4号・全長8m・針8〜9号。号数と長さは海域で変わる
エリア東京湾の真鯛釣り(八景沖/剣崎沖/久里浜/走水)都心から30分・周年狙える一級フィールド。春の乗っ込み桜鯛が本番道糸PE道糸PELTマダイの道糸(PE)の選び方1.5〜2号・上限3号の細糸設計。潮切れとタナ精度で選ぶ
選び方LTマダイ入門(東京湾・剣崎/下浦沖)ビシ40号・竿2m・手巻き150番でも狙える軽量スタイルリールリールLTマダイのリールの選び方手巻きカウンター付き150番で成立。電動でなくていい理由ロッドロッドLTマダイのロッドの選び方2m前後・6:4胴調子のライトゲーム竿。手持ちで誘って乗せる参考にした情報源
- ORETSURI(コマセマダイの釣り方)(道糸PE3号・10mごと色替わり+1mマーカー必須・最低200m/余裕300m。指示ダナへの合わせ手順。)
- TSURI HACK(コマセ真鯛の釣り方と仕掛け)(PE主流・3号前後を200〜300m。10mごとにマーキングされたラインが視認性良くおすすめ。)
- 釣具のイシグロ(船コマセマダイ・イサキ/静岡)(駿河湾は道糸PE4〜5号・最低200m/推奨300m、オモリ沼津三保80号〜御前崎沖100号。海面からの棚指示厳守。)
- こうゆう丸(新潟・上越 能生/コマセマダイ仕掛け)(道糸おおむねPE4号(3号も可)・200m以上、1mごとマーク入りPE必須。ビシ基本80号・冬100号。)
- DAIWA公式/通販(UVF棚センサーブライトNEO+Si2)(10m×5色+1mマーカー黒(黄抜き)・5mマーカー赤・耐摩耗コート、150/200/300m・0.6〜6号。)
- TSURINEWS(コマセマダイ タナ取り攻略)(PEは4本/8本編みがあり8本が主流でしなやか。シマノ タナトル8は300m約2,500円前後・3号24.8kgと高強度。)
最終更新: 2026-07-02 / 釣りスレッド 編集部